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  • ヴァレ・ダ・カプーシャ / アリント 2019
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    ペドロ・マルケシュ

  • ヴァレ・ダ・カプーシャ / アリント 2019

    畑の様子

Vale da Capucha

ヴァレ・ダ・カプーシャ / アリント 2019

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生産者:Vale da Capucha / ヴァレ・ダ・カプーシャ
ワイン名:Arinto / アリント
ブドウ品種:アリント
ワインタイプ:白
生産国:ポルトガル
地域:リシュボア
ヴィンテッジ:2019
容量:750ml
塩気とミネラル、酸味と熟成感
アリントは、酸度が高くフレッシュな味わいゆえに、海鮮料理が楽しまれるポルトガルで広く栽培され、スパークリング用にも重宝される。カプーシャでは完熟した収穫を房ごと圧搾し、木樽で野生酵母により発酵させ、10カ月澱と共に木樽とステンレスタンクの双方で熟成。石灰質土壌らしいミネラル感と明瞭な酸味が、複雑さと骨格を与える。
ヴァレ・ダ・カプーシャについて
ヴァレ・ダ・カプーシャは、ポルトガル南部リスボンの北に広がる、トレシュ・ヴェドラシュ地区にあり、海岸線から約8km内陸に位置する。午前中は曇天に覆われ、空気は湿って無風だが、午後は風が吹き、太陽が顔を出す。「海に囲まれた島で栽培しているような気分」とは、醸造家ペドロ・マルケシュの弁。 幼少期から醸造所やブドウ畑を遊び場としたペドロは、迷わずリスボンの農業専門学校に通う。2005年に卒業後ヨーロッパや新世界のワイナリーで働きながら、少しずつ家族の畑を植えなおす。1970年代~80年代、ポルトガル各地では生産性向上のため、伝統的な地場品種から、多産品種とハイブリッド品種に植え替えられた。だがペドロは、地域の伝統に根差したワイン造りを目指し、13haの畑を父が植えた劣等種からほぼ全面的に地場品種に植え替えた。 ペドロと弟のマヌエルは、2009年に初めて自分たちのワインを造り、2015年にビオ認証を取得。「ブルゴーニュ、ジュラ、アルザス、ロワール、そしてシュタイヤーマルクで造られるような、洗練されたワインが好きだ。けれど、食中酒づくりをなによりも念頭に置いている」と、先見性と進取の気性に富むペドロは話す。亜硫酸は基本的に無添加。海を強く感じさせるペドロのワインは、体に沁み入り、果実味ゆたかで、飲み心地は無上である。

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