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  • ペンディッツ / トカイ アスー エッセンシア 2008
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    マルタ・ヴィレ・バウムカウフと息子のシュテファン

  • ペンディッツ / トカイ アスー エッセンシア 2008

    畑の様子

Pendits

ペンディッツ / トカイ アスー エッセンシア 2008

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生産者:Pendits / ペンディッツ
ワイン名:Tokaj Aszú Essencia / トカイ アスー エッセンシア
ブドウ品種:フルミント50%、カバール50%

ワインタイプ:甘口
生産国:ハンガリー
地域:トカイ
ヴィンテッジ:2008
容量:500ml
トカイの銘酒
トカイの貴腐ワインの最高峰は「エッセンシア」で、貴腐果粒から自然に流出した希少な果汁を用いる。しかしこの「アスー・エッセンシア」は手作業で選りすぐったアスー(貴腐ブドウの粒)に醗酵中の果汁を足して二日間漬け込み、ペースト状になったものを圧搾している。糖分は6プットニョシュ以上含まれるが、製法からしてエッセンシアとは言えない。「アスー・エッセンシア」は、「アスー」と「エッセンシア」のギャップを埋めるカテゴリーとして1970年代に制定された。実際この二つの呼称はしばしば混同されたので、2010年のトカイ・ワイン生産者会議で廃止が決まり、2009年産が最後の生産年となった。ペンディッツのアスー・エッセンシアは残糖度200g/Lを超す濃密な甘口。木樽熟成を4年経ており、極上のデザートワインであることに間違いはない。
ペンディッツについて
ワイナリーのオーナーであるマルタ・ヴィレ・バウムカウフは、ハンガリーの首都ブダペストに生まれ、2000年に亡くなったドイツ人の夫とともに、トカイ地方にワイナリーを持つことを長らく夢見てきた。そして社会主義の崩壊後の1991年、トカイ北部にあるアバウインサントン村に醸造所を入手。ブドウ畑とセラーでの長年の経験と良き同僚の助けを借りながら、独学で必要な専門知識を身につけた。1haのブドウ畑からワイン造りを始め、2012年には合計10haまで所有畑を拡げた。トラクターで入ることのできないテラス状の畑で、ユニークなワインができると、地元でも評されてきた。しかし、多くの手作業を要するため、ペンディッツの区画は長い間耕作放棄されていた。そして2005年から除草剤や市販の肥料の使用をやめ、2008年にトカイのワイナリーとして初めて有機認証を取得した。その3年後にはバイオダイナミック農法の認証(Demeter)も取得し、2012年にフランスのルネッサンス・デ・アペラシオンに、ハンガリーで初めて、そして今のところ唯一のワイナリーとして加盟している。

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