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  • マッテオ・フェノーリオ / スプマンテ・メトード・クラッシコ ピノ・ネーロ 2019
  • マッテオ・フェノーリオ / スプマンテ・メトード・クラッシコ ピノ・ネーロ 2019

    マッテオ・フェノーリオ

  • マッテオ・フェノーリオ / スプマンテ・メトード・クラッシコ ピノ・ネーロ 2019

    畑の様子

Matteo Fenoglio

マッテオ・フェノーリオ / スプマンテ・メトード・クラッシコ ピノ・ネーロ 2019

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生産者:Matteo Fenoglio / マッテオ・フェノーリオ
ワイン名:Spumante Metodo Classico - Pinot Nero 762MT / スプマンテ・メトード・クラッシコ ピノ・ネーロ 762MT
ブドウ品種:ピノ・ネーロ
ワインタイプ:ロゼ スパークリング
生産国:イタリア
地域:ピエモンテ
ヴィンテッジ:2019
容量:750ml
冷涼な高地から生まれる瓶内二次発酵、長期熟成のピノ・ネーロ
762MTはブドウ畑の標高を意味する。収穫後すぐに圧搾し、果汁のみステンレスタンクで発酵。瓶詰後澱とともに瓶内二次発酵を行い、36カ月間熟成後手作業で動瓶(ルミアージュ)、澱引きして亜硫酸を添加し、コルクで栓をして出荷。硬質なミネラル感と野太い酸味が雄叫びをあげる、インパクトの強いスプマンテ。ちなみにラベルのペガサスはアルバの画家Mauro Rosso氏によるモチーフ。マッテオも16歳の時に馬を買ったほどの馬愛好家。
 
マッテオ・フェノーリオについて
オーナーのマッテオ・フェノーリオは、1986年ピエモンテ州アルバで生まれた。彼の両親はアルバの南60kmほどの山中、標高約800mの高地セッラヴァッレ・ランゲに先祖代々受け継がれてきた土地を持っていた。しかし第二次大戦後の窮乏のため、最寄りの都市アルバのチョコレート工場でしばらく働かざるをえなかった。大学で化学を専攻したマッテオはミラノの食品会社で働くかたわら、両親が守り抜いた先祖伝来の土地で、母と叔母が始めたヘーゼルナッツの栽培を手伝っていた。そこには曽祖父のころから栽培されていた、モスカートの古樹が少しばかり残っていた。もっとも、高地で朝晩は冷え込むためブドウは完熟しにくく、祖父が造ったという赤ワインはアルコール濃度が低く酸っぱかったそうだ。2011年、セッラヴァッレ・ランゲを含むスプマンテの原産地呼称アルタ・ランガがDOCからDOCGに昇格した。そして2013年、マッテオは農業に専念するため食品会社を辞めて、曽祖父のブドウ畑にピノ・ネーロを植えた。最初のスプマンテを試作したのは2015年。それから醸造技術者の叔父や友人たちから助言を受けながら、現在は約2haの畑から2種類のスプマンテを約1万本生産している。醸造設備は曽祖父の所有していた建物を受け継ぎ、小さいながらも美しく改装した。ランゲでは伝統的に冬の食糧貯蔵庫として使われてきた「クルティン(crutin)」と呼ばれる、斜面を利用した岩壁の横穴も10㎡程しつらえた。半地下のセラー内は標高800メートルのため、夏場でも18℃前後に保つことができ、空調設備は設置していない。DOCGの認証団体に加盟しようとしたが、新参者は受け入れてもらえなかった。しかしパオロ・マッソブリオ著の「イタリアワインガイド」で最高のスプマンテに選ばれるなど、次第に評価を高めつつある。

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